酒田 小松屋は、多くの物、人、文化を運んだ北前船によってもたらされた上方の菓子製法技術をルーツとしつつ、酒田の風土や生活風習に密着した菓子を作ってきた老舗。

ふんわりとした上品な美しさが魅力の雛菓子は、木型で形を打ち抜き、食紅や抹茶で丁寧に色を付けて作り上げてきました。

また、青海苔の香り豊かな「呉竹羊羹(くれたけようかん)」や「呉竹最中(くれたけもなか)」は酒田土産の定番で、酒田を行啓した明治天皇のお茶菓子として出され、竹久夢二も自身の作品の中に登場させている名品です。

その小松屋が、令和元年7月に暖簾を下ろしてから4年。

受け継がれた貴重な江戸時代からの菓子製法帖や見本帖、そして両面菓子木型類を保存し、酒田に伝わる京菓子づくりの技術の伝承と後継者を育成するために、旧廻船問屋の町屋「家坂亭」の敷地内に菓子店舗を復活するというプロジェクトが立ち上がりました。

事業停止後は、伝承の木型と製法を用いて観賞用雛菓子として復刻させ、また、飾り菓子の色付け体験などを開催しながら、この伝承技術を絶やすまいと活動されている小松屋又三郎をぜひとも応援してください。

創業天保三年和菓子処小松屋又三郎の再建(外部リンク)

 

こちらもぜひご覧ください(外部リンクです)
酒田湊旧廻船問屋・家坂亭
湊酒田の飾り菓子

 

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